産後パパ育休を取得&育児に挑戦!!

不妊治療

2023年9月。この度、我が家に待望の第一子が誕生しました。名前はフク子(仮名)。フク子は私たち夫婦が不妊治療の末、幸運にも授かった子。そんな待望の第一子の成長を夫婦で見守りたいと思い、産後パパ育休を取得しました。これからの時代、男性も育児休業を取得して育児に積極的に参加するのがもとめられています。政府も育休(産後パパ育休と育児休業を含む)を企業にも推奨しており以前より取得しやすい雰囲気になりつつあります。今回は私が取得した「産後パパ育休」について説明したいと思います。

2023年、現在(2023年)男性の育児休業取得率がどれくらいがご存じでしょうか?

取得率は17.13%。全体の20%にも満たしていないのです。これが何を指すのか?政府はこの制度を推奨し、企業へ積極的に取得するとように促していますが実際にはまだ少ないイメージがあります。

※厚生労働省「令和4年度雇用均等基本調査」における男性育休取得率は17.13%
(注1)今回発表する速報値では、男性の育児休業等取得率に育児目的休暇を加えて計算している企業は集計していない。
(注2)注1により、子の育児目的休暇は含まれない。

ところで、育休と呼ばれる制度って2種類あるんですがご存じでしたか?

同じ育休制度ですが内容は少し違っているんです。私が取得したのは産後パパ育休(正式名:出生時育児休業)、簡単に説明します。

産後パパ育休(正式名:出生時育児休業)

産後パパ育休(正式名:出生時育児休業)

・取得可能日数:子の出生日から8週間以内に4週間(28日)まで、分割して2回取得可能(休業前にまとめて申出する必要あり) 

例1 : 出生日より2週間 and 数週間後の2週間 計:28日

例2 : 出生日より1週間 and 数週間後に2週間。 計:21日

☆ 4週間(28日)には土日も含む28日になるので間違いようにしよう。

※ 産後パパ育休は男性の取得者が多いイメージですね。男性の場合は、配偶者の出産予定日または子の出生日のいずれか早い日から、出産予定日または出生日のうち遅い日から8週間を経過する日の翌日まで(例1,2)  

・申出期限:原則休業の2週間前

※事業主が、雇用環境の整備などについて、今回の改正で義務付けられる内容を上回る取り組みの実施を労使協定で定めている場合は、1か月前までとすることができる(事前に確認するのがよいですね)

☆ 必ずしも4週間を取得する必要はない。ですがどうせならフルに取得し育児に参加したいですね。

☆ 申出期限に関しては事前に会社に相談し、話し合いと進め方の確認する方がスムーズですね。

☆産後パパ育休の活用(目的)☆
★ 産後パパ育休は、男性の育児休業取得促進が主になり、男性の取得ニーズの高い 子(赤ちゃん)の出生直後の時期について、これまでの育児休業よりも柔軟で取得しやすい枠組みの休業として設けられた制度

★ 産後パパ育休は育児の入り口と位置づけ、育児をしてみて育児の大変さ・喜び・子(赤ちゃん)の成長を実感し、その後の育児への関わり方、更なる育児休業の取得や休業後の働き方の見直しにつなげましょう。


★ 自分が休むと会社や業務に迷惑がかかるのではないか等で長期の育児休業取得に不安がある方は、まずは産後パパ育休で短期間の休業を試してみてから、長めに育児休業を取得するというような活用もできます。

※産後パパ育休取得率は約30%(リクルート調べ)。育児休業の取得率よりは高いですね。取得期間は最大28日間と言うのがまだハードルが低いのかもしれませんね。

ちなみにもう一つは皆さんもご存じの育休(正式名:育児休業)。以下の表で産後パパ育休と育休の事(対象者・取得可能期間・給付金等)を簡単にまとめてみました。

  育児休業 出生時育児休業(産後パパ育休)
対象 本人・配偶者 本人(主に男性労働者)
取得義務 任意 (要望があれば)
取得可能期間 女性:産後休暇終了後から/男性:子の出生日(出産予定日)から
子どもが1歳を迎える前日まで(条件を満たす場合は最長2歳を迎える前日まで延長可能) 
※分割して2回取得可能 
子の出生日から8週間以内に4週間(28日)まで
*男性の場合は、配偶者の出産予定日または子の出生日のいずれか早い日から、出産予定日または出生日のうち遅い日から8週間を経過する日の翌日まで
   (例1,2)
※分割して2回取得可能(休業前にまとめて申出する必要あり)
取得できる給付金 育児休業給付金(雇用保険より) 出生時育児休業給付金(雇用保険より)
給付金計算 [6ヵ月まで]休業開始時の*賃金日額×休業日数×67%、
[7ヵ月以降]休業開始時の*賃金日額×休業日数×50%
*賃金日額=休業開始前6カ月間の賃金(通勤手当含む、賞与除く)÷180
休業開始時の*賃金日額×休業日数×67%
 *賃金日額=休業開始前6カ月間の賃金(通勤手当含む、賞与除く)÷180
会社申請期限 育休開始日の1ヶ月前までに申請 休業開始の2週間前までに申請
提出書類 ・育児休業申出書        ※短縮や延長の場合は育児休業期間変更申出書を提出
・育児休業 対象児出生届
・(出生時)育児休業申出書 ※短縮や延長の場合は育児休業期間変更申出書を提出
・(出生時)育児休業 対象児出生届
給付金等の支給条件 1歳(一定の場合は1歳6カ月、2歳)に満たない子の養育の為に育児休業を取得する被保険者 子の出生日から8週間を経過する日の翌日までの期間内に、4週間以内の期間を定めて、出生時育児休業を取得した被保険者
休業開始前2年間に、賃金支払基礎日数が11日以上、
または就業した時間数が80時間以上ある完全月が12カ月以上ある
休業開始前2年間に、賃金支払基礎日数が11日以上、
または就業した時間数が80時間以上ある完全月が12カ月以上ある
休業期間中の就業日数が、1か月10日以下である 休業期間中の就業日数が、最大10日以下である
育児休業中、通常支払われる賃金の8割以上が支払われていない 育児休業中、通常支払われる賃金の8割以上が支払われていない
育児休業終了後に退職の予定でない 育児休業終了後に退職の予定でない
     
     
【社会保険料】  
社会保険料免除 要件を満たせば育児休業期間は健康保険料・厚生年金保険料が免除となる。
 (別紙あり)
会社が健保組合と年金機構に申請するので本人の提出は不要。
*免除期間も健康保険の給付は通常通り受けられる。
*免除期間も年金を納めた期間として扱われる。
 
 
     
     
【賃金日額計算方法】  
給与明細の総支給金額の6か月分+通勤手当6か月分÷180×67%
*持株会の奨励金は含まない
 

※上記の表に関しては参考資料なので詳細に関しては調べて頂くことをおススメします。

会社からの情報を基に資料作成したので皆さんと異なる可能性がありますのでご了承ください。

産後パパ育休を取得した理由

  • 産後うつ(ブルー)に対するサポート
  • 育児を実際に体感するため

産後うつ(ブルー)に対するサポート

「産後うつ」とは出産後の慣れない育児に心と体がついていかず、気分が落ち込んで心身の不調が続くこと。

私はこの「産後うつ」によって妻の体調&心身の不調になるのをまず心配していました。私たちにとっては待望(どの家庭でも同じ)の我が子。その我が子の育児を「産後うつ」によって育児がイヤになり、楽しめないのは本当に残念と思ったからです。※僕の性格上深く考えることはないので産後うつの症状とは無縁なところがあります。

調べてみると約10人に1人は「産後うつ」に陥っているようです。約10%・・・高い確率なので少しビックリしていますがイメージは出来そうですね。自分のペース・習慣・ルーティンが全てにおいて変化し、我が子の為にお世話する事になる。

※赤ちゃんは自分で習慣やペースは作れない・ある程度の所までは親は子と一緒に作ってあげないといけない。それが出来ない間は親は子に合わす必要があり、必然的に自身の事が優先順位が後になりその結果自暴自棄になるパターンが多いのではと思っています。

育児を実際に体感するため

育児って何をするの?・・・から始まった僕の育児。

育児だけで言うと 授乳・おしめ交換・沐浴(お風呂)・寝かしつけ、大きく挙げて4つだろうか!?赤ちゃんの授乳、それは最初の一か月は約3時間起きに与えることになりそれは昼夜問わず3時間おき。

他にも沐浴(お風呂)やおしめ交換・寝かしつけが挙げられ、それにプラスして普段からしている事(主には掃除・洗濯・料理・買い物といった所だろうか)が加わる。当たり前ながら時間があっと言う間過ぎるのは簡単に予想できますね!!

それを体感したかったというのは本音。我が子は母乳育児がメインなので自ずと妻に授乳をお願いする事が多くなりました。もちろん時々育児用ミルクも飲んでもらい、両方に慣れてもらっています。普段妻に料理はお願いしてましたが休暇中の一か月は私がメインで担当しました。育児を体感する為に休暇を取ったのに・・・と思っている方もいらっしゃいはすが私たち(特に妻)が食べる物はそのまま赤ちゃんへの母乳に直結していると納得し、担当することにしました。

最初は段取りや順序・手順、時間配分など慣れるのに必死で毎回料理する時に「顔がこわばっている」と妻に言われたのを今でも覚えています。人間普段しない事をするとなると拒否反応が出るもんですね!?慣れるには回数を重ね、こなすことが大事。

何を作るのか?何時に食べるのかを設定し、逆算しながら準備と用意をする。その合間合間で身の回りの事(赤ちゃんの事が中心になり自分の事は後回し)をする。自然とそんな頭になり考え出すもんですね!!普段から料理をしてくれる人(僕の家族だと妻)がどんな事を考え、どんな思いでしているのかを知る良い機会になりました。ちなみに料理は「見て楽しむ物でもある」と言う妻。料理も盛り付けなどにはこだわりがある人。対して私はあまり気にしない人。毎回、料理の盛り付け時にアドバイスしてくれました・・・以前よりは少しマシになったと自負しています。

その他、洗濯や掃除等は普段から僕が担当。1つでも相手の負担を自分が担う事で相手の負担は軽減し、よりその物事に対して注力できる。

まとめ

私が取得したのは出生時育児休業(通称、産後パパ育休)と言われえる制度で子の出生日から8週間以内に4週間(28日)まで取得できる。

取得理由は妻の「産後うつ」に対するサポートと育児を体感する事。やはり育児に関して母親主動でする事が多くなり、負担も増える。自分の思い通りにならないのが「育児」度重なる負担と不安、思い通りに進まないストレス、理想と現実との乖離によって起こるのが「産後うつ」なのかなとイメージします。産後うつにならないために私が行ったことは、普段お願いしている事を一部担う事。育児主動者(私の場合は妻になる)への心のサポート(話しを聞くこと・相手を肯定する事・一緒に模索する事)。

赤ちゃんと言っても1人の「人間」だけど産まれたばかりの人間は1人では何もできない。育児は誰しも初めてすることで正解がなく何が正しいのか答え合わせが出来ない。ふあ対して「赤ちゃんの成長は親が思っている以上に早い」

産後パパ育休を終えた今、私が言えることは「取得して本当によかった」の一言です。普段、家の事をしてくれている妻が何をしているのか?どのように進めているのかを知る、自らするいい機会でした。我が子が産まれると自分の時間は多くの時間を育児する時間になる。その中で今までと同じことをするのはプラスにてする事は大きなストレス。ストレス軽減をするためには誰かがその負荷を担う事。

私たちにとって、待望の我が子、みなさんにとっても待望の我が子。我が子の育児を楽しむためにも助けあい。時には誰かにヘルプのサインを出すことも大事。

皆さんはどんな育児をしていますか?楽しんで育児していますか?今日の日は今日しかないです。愛する我が子の成長を見る為にも産後パパ育休や育児休暇を取得してみては如何でしょうか?

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