2023年 40代の僕と妻の間に初めての子供を授かることが出来、無事に出産を迎えることが出来ました。立ち合い出産も経験する事が出来、人のすごさ、命の尊さを現場で感じることが出来、大役を終えた妻と我が家に来てくれた子供には「感謝」の言葉しか見つかりません。実は僕たちは約10年(途中アクシデントで中断期間あり)の不妊治療を経験してきました。僕たちにとって初めての事で答えと終わりがない不妊治療。その不妊治療の末、子どもを授かる事が出来た僕たちは本当に幸運なことだと思っています。
※ この事に関しては別の機会で共有させてください。
ここでは僕が経験した不妊治療の経験談をこれから妊活・不妊治療を始められる方や不妊治療中でお困りになっている方々に情報共有したいと思っています。書いた内容は経験談になっています。個人的にはサポートされる男性の皆さんにも読んで頂き、何かのキッカケになればうれしいです。
不妊治療を始める前に確認しておく事1 パートナーとの話し合い
「パートナーとの話し合い」
何と言っても、不妊治療を始める前に一番大事なことはこれではないでしょうか?絶対に欠かせない事です。
治療を進める上で、パートナーと方向性を共有することはとても重要なことです。これは不妊治療だけではなく妊活でも同じことが言えます。
★ 妊活 ➡ 妊活はあくまでも夫婦やパートナー、自分たちのペースで行うもの。通常この段階では医療は介入しない。
★ 不妊治療 ➡ 医療が介入する段階(医療的なサポートが必要な段階)。
※ 妊活と不妊治療の違いに関しては個人的見解になりますので異なる場合があります。
話し合い、つもり僕たち・私たちが不妊治療についてどう考えているのか?どうしたいのか?を確かめ合うとてもいい機会です。2人の中である程度ルールや決まり事を作るにはよい機会。治療を進めていく中で自分達の進むべき道・進みたい方向性が色んなアクシデントによってブレてします事が必ずあります。原点回帰ではないですがその時の為にも何度も話し合ってブレない様にしたいところです。
十分な話し合いがないとお互いに認識のずれが生じ、夫婦仲が悪くなり離婚に至ったケースもあります。方向性を決めるためにも、必ずお互いが納得するまで話し合いをしましょう。
※ 決して一方的な話にならないようにお願いします。
僕達もそうでしたが、治療時は予想外なことばっかり起こります
不妊治療を始める前に確認しておく事2 精液検査
パートナーとの話し合いが十分に出来た後、男性が行う検査は「精液検査」になります。
精液検査に関しては各クリニックの方針が異なる場合があるのでここでは僕が通っていたクリニックでの精液検査方法を伝えたいと思います。
- 期間と手法:2-7日の禁欲期間(射精しない期間)の後に、用手法(マスターベーション)で精液を全量を採取
- 採取場所:自宅(クリニックでの採取も可能・病院推奨)
- 検査でわかる事:精液量、精子濃度、運動率、運動の質、精子の形態、感染の有無などの確認
僕が通っていたクリニックでは精液検査の際、男性はクリニックに行って受診しなくてもよくて、自宅で精液を検査専用容器に回収し、パートナーにクリニックまで持参してもらい検査をすることもできます。
※ 男性としては恥ずかしいことで持っていきたくなと気持ちもあるかと思いますが、出来るだけパートナーと一緒に行くように心がけてください。
★ 他にも検査方法はあるみたいですが僕が受けたのは一般的な検査のようです。
不妊治療を始める前に確認しておく事3 風疹抗体検査
「風疹」ってどんな病気かご存じでしょうか?僕も含め、今ひとつイメージが湧かない方も多いかもしれませんが、風疹に罹患した場合は全身性の発疹、発熱、頚部リンパ節腫脹などの症状が出ます。
風疹は、成人がかかっても死ぬ可能性が高い病気ではあります。ですが妊婦さんが風疹になると胎児に重篤な障害を引き起こす可能性があり、とても大きな問題になります。
これは先天性風疹症候群と呼ばれ先天性心疾患、難聴、白内障を3大症状といわれ、どれも重篤な症状になる可能性が高いため避けれるものなら絶対に避けたいところです。
ワクチンを打っておけば、高い確率で避けることの出来る病気なので、治療を始める際には出来るだけ早く医療機関での検査をお勧めします。
TVで言っていましたが風疹患者さんの約8割は男性で主に30~40代が多いとの事。
この世代は予防接種を受けいない人が多いようで、罹患率の高い原因になっています。
風疹はインフルエンザなどと同様に飛沫感染といって、咳などでうつる病気ですので、妊活・不妊治療中の男性は特に注意が必要です。
パートナーに一番近い存在の男性にとって、一緒に進めるうえで事前に確認し、不安を解消していることが大事ですね。
自治体によっては無料で風疹抗体検査・予防接種を実施しているところがあります。
以下、参考までに僕の住んでいる所の情報です(無料で受ける為の条件)。
対象者
- 妊娠を希望する女性
- 妊娠を希望する女性の配偶者※
- 妊婦の配偶者※
※昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性の方を除きます。
持ち物
住んでいるところが確認できる公的書類(マイナンバーカード・運転免許証・保険証等、住所・生年月日の記載が必須)の持参。
検査内容
風しん抗体検査(血液検査)
結果
検査約1週間後に病院側から電話、その後病院に検査結果(紙媒体)を取りに行く。
申し込み方法
受診希望する取扱医療機関にお問合せ。
HPに探し、直接医療機関に電話して予約する。
※ 検査対象等の条件に関してはお住いの自治体の情報を必ず確認お願いします。
中 まとめ
今回、不妊治療で僕が取り組んだ事を書かせて頂きました。不妊治療を進める前に行う事・不妊治療で取り組んだ事を書きましたが文字数がとても多く、Part 1 と Part 2に分けさせてください。Part 1では「不妊治療を始める前にすることは何か?」を書かせて頂きました。
不妊治療は人によって「答え」や「形」が違います。長い旅・短い旅、どちらにもなります。どちらに関しても治療を始まる前に2人が納得いくまで話し合い、ルールや決まり事(金額や移植回数・期間等)を決めてから進めて欲しいです。
中まとめの最後としてその他必要と言えばクリニック(病院)選びも大事なポイントの1つですね。
その他にも待ち時間・治療費用・口コミ等も挙げられますね。どれも大事ですが優先順位は人によって違います。よくよく話し合い、調べてから進めて欲しいです。
男性の皆さん、不妊治療に対する気持ち・・・ご察し致します。ですが僕たちは何を優先するべきなのか?何の為に不妊治療をするのか?治療を始めるという事はその目的がはっきりしていますね。であれば羞恥心はあしかせになる可能性が大きいです。2人で納得するまで治療している間はどうか忘れて治療に注力してください。
Part 2では実際に取り組んだ事を紹介したいと思います。
宜しければPart 2も読んでください。よろしくお願いします。
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